はじめて小児歯科にお越しになる方へ
小児歯科で行う、予防・治療内容についてご紹介いたします。
当医院では、お子さんが恐怖心を持たないように、丁寧な説明とお子さんのペースに合わせて診療を進めていきます。
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はじめにお口全体の様子(むし歯や歯茎の腫れ・歯石が無いか)をチェックし、記録していきます。
しっかり記録することで、前回ご来院時からの歯の変化が把握でき、むし歯の予防などに役立てることが出来ます。
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治療前に鏡を見ながら一本一本、歯の状態をお子さんにご説明します。
自分の歯の状態を知って頂くことで、歯磨きやむし歯予防の大切さを感じて頂きます。
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初めて使用する器具は、実際にお子さんに触れて頂きます。
使用する前に説明することで、器具に対しての恐怖心や不安が和らぎます。
治療の進め方について
治療中は鏡で治療の様子を見て頂きながら進めます(治療の様子を見たくないお子さんや治療の都合上、途中で鏡を置いて頂く場合もございます)。
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はじめに、治療する場所に菌や汚れが入り込まないように、お口全体の清掃・クリーニングを行います。
※ 症状等の理由によりクリーニングを行わない場合もあります。
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自分では見えない口の中で、様々な器具を使うと不安になります。
小児歯科では、これから行う治療内容をひとつひとつ説明して、不安感を取り除きながら治療を進めていきます。
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歯根の治療を行う際、内部に唾液が入ると治りが遅くなることがあります。
当医院では、ゴムシート(ラバーダム)で歯の周辺を覆い、唾液の侵入を防ぎながら治療を行います(唾液が入りにくい箇所の歯では使用しない場合もあります)。
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主に初期むし歯がある患者さんのご説明用に口腔内の写真撮影を行います。
次回ご来院時に前回との違いが比較でき、適切な対応が出来ます。
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治療の最後に、歯質の強化・むし歯予防対策としてフッ素塗布を行います。
塗布後、歯に浸透させるため30分は飲食を控えるようにお願いします。
むし歯予防(シーラント)処置について
治療の必要のないお子さんは、むし歯にならないように定期的な予防処置をお勧めしています。
歯に汚れが見られる場合はクリーニング、むし歯になりやすい奥歯には溝を埋める処置を行い、お子さんの歯を守っていきます。
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他の歯と比べ、溝が大きい奥歯に対して、シーラント(溝を埋めむし歯になりにくい処置)を行います。
はじめに、シーラントが付きやすいようにお薬を塗ります。
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お薬を水で洗い流し、風を吹きかけ乾燥させます。
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左右の奥歯2本に対して、シーラントを埋め込んでいきます。
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特殊な光で、液状のシーラントを固め付着させます。固まったシーラントは白色なので目立ちません。
シーラントは食事などの噛む行為で、すり減っていくため、定期健診時に新しく埋め直します。