
フッ素塗布について
フッ素は歯を丈夫にする効果があり、初期のむし歯であれば、再石灰化で歯が修復され、むし歯予防に役に立ちます。
乳歯は生えてから約2年は柔らかいため、むし歯に弱い状態です。定期的にフッ素塗布を行うことで、歯質が強化されむし歯になりにくい歯になります。
フッ素処置の流れについて
Step1 フッ素塗布の準備
「レモン・ぶどう・リンゴ」味からお好きな方を選んでいただきます。
Step2 上から塗っていきます
前歯から奥歯に向かって塗布していきます。
Step3 下の歯も続けて塗っていきます
フッ素を付け足しながら全体に塗ります。処置後は歯に浸透させるため、約30分間は飲食を控えてください。
フッ素についてのQ&A
Qフッ素塗布はどのくらいの間隔で行うのが良いですか? また、毎月塗っても大丈夫ですか?
A当院では、基本的に3〜4か月に1回のフッ素塗布をおすすめしています。
これは、歯科保健指導などでも推奨されている一般的な回数で、定期的に続けることで、むし歯予防の効果が高まります。
ただし、以下のような、むし歯リスクの高いお子さんには、歯科医師の判断のもとで、必要に応じて月に1回の塗布を行う場合もあります。
・むし歯ができやすい傾向がある
・歯みがきがうまくできていない
・歯の質が弱い(特に生えたばかりの乳歯や永久歯)
歯科医院で使用するフッ素は、2%フッ化ナトリウム(9,000ppm)という高濃度のものです。
市販の歯みがき粉やフッ素ジェル(約500~1450ppm)と比べて濃度は高めですが、専門のスタッフが適切な方法と量で管理して使用しますので、間隔を守れば安全にご利用いただけます。
当医院では、お子さんの歯の状態や生活習慣に合わせて、適切な間隔でのフッ素塗布の実施をおすすめしております。
ご不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
Qフッ素は塗ることで、どのような効果が期待できますか?
Aフッ素は歯を強くする作用があります。食後、口内が酸性に傾き、歯の表面が溶け出します(脱灰といいます)。
しかし、唾液によって中和され溶け出したものが歯の表面に元に戻る、再石灰化が起きます。フッ素は、この再石灰化を強化してくれます。
Q自宅でもフッ素を塗ることはできませんか?
A歯科医院のものと比べると効果が薄いですが、フッ素入りの歯磨き粉やフッ素スプレーがあります。
スプレータイプは歯に浸透させるため、約30分間は飲食を控えると効果的です。